エオストレが目指すこと
エオストレは、※ジェンダード・イノベーションを起こすことで、人々全てにとってウェルビーイングな社会とするための一助となることを目指しています。
女性活躍を推進する上で、社会的な性差(ジェンダーギャップ)に注目されているものの、生物学的性差(sex)への対応がなされていないことが、推進が進まない要因のひとつだとエオストレは考えます。
女性の活躍を推進する前に、または並行して、女性特有の健康課題の解決を行わなければ、つまり生物学的性差に目を向け、改善しなければ、本来の女性が活躍出来る、ウェルビーイングな社会には繋がりません。
特に日本で性差に注目出来ない、女性特有の健康課題を解決出来ない要因として、日本人のセックスリテラシーが低いことが挙げられます。海外に比べて性教育のあり方が独特で閉鎖的であり、断片的にしか知識を得られない仕組みなのです。
従って、女性の身体や健康について、女性自身が知らない、男性は理解しようとしない、社会は触れようとしない、さらには言葉にすることすら恥ずかしいとの考えから、病院に行くことに臆病になっています。逆もまたしかりです。
エオストレは正しい情報を発信し、女性特有の健康課題に寄り添い、『検査』『ケア』『予防』の観点からアプローチすることで、女性のQOLを高め、ウェルビーイングな社会創造の一助を担っていくことを目指します。
※ ジェンダード・イノベーション(Gendered Innovations)とは、「研究開発やビジネスにおいて、生物学的性別、社会学的性別、それらと他の要因(年齢や宗教等)の交差分析を行うことで、イノベーションを創出する概念」を指します。
エオストレとは、豊かさを表す春の女神、そして、太陽が昇る東を表す、イースター(復活祭)の語源でもあります。多産や繁栄、いきいきと跳ね回るいのちの躍動をたたえたイースター・バニーをシンボルとし、女性たちが、恵み豊かな人生を送れるような社会への貢献を実現していきます。
代表よりメッセージ
株式会社 エオストレ
代表取締役CEO 西谷 佳之
理学士(生物学)経営学修士(M.B.A)
私が、理系ながら銀行業界で働いていた当時、女性活躍推進の政策がクォータ制度として導入され、組織内での不平等感が顕在化していることを目の当たりにしました。そのことがきっかけとなり大学院でジェンダーギャップを勉強しましたが、そこで日本社会には性別に基づく固定観念や文化的な違いが根付いており、これらの現実を変えるには制度改革だけでは足りないことを実感しました。
性差には社会的な性差(ジェンダーギャップ)と生物学的な性差(セックスギャップ)があります。
生物学的な違いは変えられない事実です。男女それぞれの身体的な特徴や生理現象は異なり、これに目を向けることは大切です。社会的な平等を求める一方で、生物学的な違いを受け入れ、お互いに理解し合うことが必要です。
私たちの使命は、社会的な性差と生物学的な性差の両面に焦点を当て、女性が自身の健康に対して適切な知識を持ち、理解し、受け入れられる社会を築くことです。これによって、真のジェンダー平等が実現すると信じています。