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多くの女性は、女性特有の健康課題について、「女性に生まれたからには仕方ない」と諦め受け入れているのが現状です。そして多くの人が医者の診断を受ける事なく、自分で自分の問題に対処しているというデータもあります。
正しい知識がないままに、対処することで、症状が悪化する場合も少なくありません。
たとえば、女性器の悩みを外科的な方法で解決できることを知っている女性は全体で2割以下(18.0%)にとどまるというデータもあります。
エオストレは、あなたが正しい情報を手に入れ、健康な状態で安心した生活を送るための手助けをすることを目標としています。
月経・PMS
生理痛やPMS(Premenstrual Syndrome の略で、生理3~10日位前に始まる、さまざまな精神的・身体的な不調のこと)、周期の乱れなど、月経に関する不調やトラブルは、多くの女性にとって悩みの種です。
かつて女性は自らの健康問題について口を閉ざしていました。特に月経の辛さは医者に相談したり、“仲間内”で共有して慰め合うことはあっても、「男性」や「社会」に訴えることはなかったのです。
徐々に女性が抱える問題が可視化されてきつつありますが、月経に関する悩みや煩わしさについて、多くの女性が感じているのに、大っぴらに語ったり、積極的な情報交換がなされないため、知識もアップデートされず、不調すらも当たり前と受け入れているのが現状です。
経済産業省が2018年にまとめた報告書では、6割の女性が「仕事をする上で月経や女性特有の体調の変化で困った経験がある」と答えています。その中でも、特に月経痛やPMS(月経前の不調のこと。頭痛、気分の落ち込み、むくみなど)に苦しむ女性は74%と非常に多いことがわかります。
多くの女性は「女性に生まれたからには仕方ない」と諦めたり、「私は“重い”から」と受け入れているのです。
治療や投薬をすることもなく、耐え忍んでいる女性は多く、そのことが女性のウェルビーイングを押し下げています。
たとえば、ピル。ピルで月経をコントロールすることは欧米諸国では一般的です。「ピルを飲むと不妊になる」「ピルは一生飲み続けなけるばならない」などの間違った考えが広まっており、日本ではなかなか広まっていません。
避妊法2019(Contraceptive Use by Method 2019)によると、ピルの摂取率は ノルウェー25.6%、英国26.1%、フランス33.1%、カナダ28.5%、米国13.7%であるのに対し、日本では2.9%と圧倒的に低い摂取率となっています。
低用量ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンいう2つの女性ホルモンが含まれており、体内の女性ホルモンの量をコントロールする働きがあります。これによって飲み忘れなどなければ99.7%の避妊効果が期待できるという報告があります。
また、妊孕性も高く、妊娠を希望するときには服用をやめれば、数か月後には排卵が戻り、妊娠可能な体となります。
さらに、月経前症候群(PMS)の改善や、月経痛、月経過多の改善といった、生理にまつわるトラブルに悩まされているという方の治療にもなり得ます。また、卵巣がんや子宮体がんのリスクを下げる効果も期待できるのです。
日本の性教育の遅れや、インターネットからの誤った知識の習得などもあり、社会では正しい判断が出来ておらず、それゆえに、ピルの摂取率も引くなっているのです。
エオストレでは、医師の診療を受けていただき、正しい知識のもとに有効にピルを活用してもらえるよう、協力会社からの道筋をつくりました。
諦める事なく、改善していくこと、そうする事でウェルビーイングな生活を手に入れることだとエオストレは考えます。
エオストレは、フェムテック(※)ツールの提供だけでなく、月経・PMSをはじめとした、女性特有の症状に関する知識のアップデートに貢献するために、メルマガやSNSを通じて、女性の快適な生活や性的格差に悩まされない社会の実現に関するメッセージを発信していきます。
※「フェムテック」とは、フェム(女性)とテック(技術)の造語で、女性の健康や生活をサポートするために開発されたテクノロジーのこと。