Communicate だれもがそれぞれの個性を理解するために
日本の性情報に関するリテラシー(セックスリテラシー)は非常に低いと言わざるを得ません。それは、世界を基準にして、日本の性教育がまだまだ不十分だからです。
そのため日本は、国際機関から「カリキュラムに生殖の健康教育を含めること」「性感染症の予防を含んだ自己の生殖の健康の諸権利について十分な情報提供をすること」などの勧告を受けています。
ところが、日本では文科省の学習指導要項にある「はどめ規定」に縛られて(たとえば、妊娠は教えるが性交には触れない など)、十分な性教育がなされていません。
人々はAV(アダルトビデオ)などの誤った情報を取り込み、それを正しいと認識することや、本来必要である健康課題について、人に聞けないまま自身で対応することを行なっています。
十分な知識と情報が与えられる環境にない事が、ウェルビーングな社会を遠ざけているのです。
たとえば、ヨーロッパでは1960~70年代に認定されているピルが日本で浸透しないのも、それがどういう役割を持ち、女性のからだやライフスタイルにどんな効果をもたらすか、という正しい知識を当事者も社会も持っていないからなのです。
エオストレは多くの知識や情報を発信し、組織向けに提供していくことで、みなさまのQOL(Quality of Life)を高め、ウェルビーイングな社会を構築することの一助になるよう勤めます。
エオストレは、フェムテック(※)ツールの提供だけでなく、月経・PMSをはじめとした、女性特有の症状に関する知識のアップデートに貢献するために、メルマガやSNSを通じて、女性の快適な生活や性的格差に悩まされない社会の実現に関するメッセージを発信していきます。
※「フェムテック」とは、フェム(女性)とテック(技術)の造語で、女性の健康や生活をサポートするために開発されたテクノロジーのこと。